塩分濃度差を利用した水素製造の実用化に向けて

2020年7月31日

株式会社正興電機製作所(本社:福岡県福岡市博多区 代表取締役社長:添田英俊)が共同研究体の一員として山口大学ブルーエナジーセンターなどと基礎研究を続けてきた「塩分濃度差を利用した水素製造法(RED-H2)」は、実用化に向けたステップとして福岡水素エネルギー戦略会議より令和2年度の製品開発支援事業に認定されました。水素製造に正面から取り組む研究である事を評価頂きました。

弊社は産学官共同で2016年に水と海水の濃度差で水素を作る技術の基本特性調査を開始し、2017年より高濃度海水から電力を得る濃度差エネルギー変換システムの研究を行ってまいりました。2018年には共同出願にて「逆電気透析を利用して水素を発生させる方法及び装置」の特許を取得しています。

再生可能エネルギーの中でも塩分濃度差発電水素(RED-H2)は天候や夜間に関係なく24時間発電が可能な発電システムです。また、水素はエネルギーをつくる際にCO2を排出しないようになります。未来のエネルギーとして中心的役割を担うことが期待されています。

水素の社会実装に向けたステップとして弊社は今回の認定で、水素量の評価・開発サポート・事業性の検討を進めてまいります。

今後もさまざまなステークホルダーとの協創を通じて社会貢献を続けてまいります。

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本件に対するお問合せ先:
(株)正興電機製作所 営業統括本部
 新事業営業部 渡辺
 〒812-0008
  福岡市博多区東光2丁目7-25 
  TEL:092-473-9082(直通)
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