遠隔設備監視システムを九州電力送配電株式会社と共同開発しました

2020年5月21日

株式会社正興電機製作所(本社:福岡県福岡市博多区 代表取締役社長:添田英俊)は九州電力送配電株式会社と共同で、変電所で行う保全業務を効率化する遠隔設備監視システム(以下、本システム)を開発しました。
本システムは、これまで人が行っていた現場の巡視業務を遠隔から監視・記録を可能にします。2018年に九州電力送配電株式会社の配電用変電所にて実証を行い、2019年には8箇所の変電所にておいて運用開始となりました。将来的に九州内の約400箇所へ展開を計画しています。

●遠隔設備監視システムの概要
従来現場に人が出向いて実施していた設備の状態把握や各種データの取得を自動化、集めたデータをクラウドへ集積し巡視点検・分析を効率化するシステムです。カメラや各種IoTによりセンサネットワークを構築することで設備巡視が遠隔地でも可能となりました。人が行う場合よりデータ取得頻度が増加するため、従来より詳細な分析結果を基に設備管理を行うことができます。

●遠隔設備監視システムの特長
データ取得には、アナログ計器(単針・三針メーター)に弊社が独自に開発したカメラを付けて読み取る「指針センサー」(特許第5775646号)、カメラで撮影した画像を高精度にデジタル変換する「メーター読取りソフト」、機器の動作電流を捕らえて回数・起動時間を計測する「CTセンサー」など、弊社がこれまでに培ったIoTセンサー各種のノウハウを駆使しました。カメラやセンサには汎用品も採用し、経済性や柔軟性を意識した設計としたことで運用中の設備へ適用しやすいシステムとなっています。

●販売について
本システムは、お客さまの巡視点検・保全業務内容に合わせたカスタマイズが可能です。IoT技術を用いて設備保全の効率化をサポートします。鉄鋼・化学・石油プラントや各種工場、発変電所、鉄道設備など様々な分野において販売展開をこれより進めてまいります。

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今後もさまざまなステークホルダーとの協創を通じて社会貢献を続けてまいります。

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本件に関するお問合せ先
株式会社正興電機製作所 電力営業部
電力営業1グループ
〒812-0008 福岡市博多区東光2丁目7-25
TEL:092-473-9082(直通)
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